会社案内

沿革

創生1947年〜1956年

日本初の牛乳分離機の設計・製作から
乳機器メーカーへと成⻑

M-6型牛乳分離機
M-6型牛乳分離機
牛乳分離機(ミルクセパレーター)とは

牛乳分離機とは、遠心力を使って、牛乳をミルク(脱脂乳)とクリーム(脂肪分)に分離する機械です。

1947年当時、日本国内には海外製の分離機しかなく、会社設立前はその修理を行っていましたが、国産化の必要性を痛感し、修理経験を活かして国産第1号のM-6型牛乳分離機を製作しました。これが当社の第一歩となりました。

1947年
合資会社岩井酪農機械製作所設立
(東京都大田区鵜の木2丁目16番)
我が国初のM-6型牛乳分離機(ミルクセパレーター)制作販売開始
1950年
スプレードライヤーの製造販売を開始
1951年
MP-1/3型 サニタリポンプ完成
1952年
大阪営業所開設(大阪市中央区南船場1丁目 安二ビル)
1955年
AMC-500型エアタイトミルククラリファイヤー完成
AMS-500型エアタイトミルクセパレーター完成
1956年
PHX型プレート熱交換機完成

躍動1957年〜1966年

乳機器メーカーから岩井機械工業設立へ
技術の三つの柱「殺菌・洗浄・制御」を確立

社章
社章
社章の成り立ち

1947年の創業時に社名を検討した際、「日東」が候補にあがり、「N」マーク化したものを社章にすると内定しましたが、裏側から見た「N」が「い」に見え、八木初代社長の恩師である岩井久吉氏の頭文字でもあったことから、社名を「岩井酪農機械製作所」とし、社章はひらがなの「い」をかたどったデザインに決定しました。
以来用いてきましたが、正式に商標登録し公告されたのは1966年でした。

1957年
創業10周年
岩井機械工業株式会社設立 改組、改称 
大阪営業所拡充
PHX-CHR-300型プレート式瞬間殺菌装置(HTST)完成
1960年
プレート式超高温瞬間殺菌装置(U.H.T)完成
1963年
RHX型プレート式熱交換機完成
1964年
SHX型プレート式熱交換器完成
1965年
サニタリバルブ・スイングベンド完成
C-300型自動CIP装置を完成

飛躍1967年〜1976年

アセプティック(無菌)技術と自動化の
技術革新への取り組みを強化

プレート式アセプティック滅菌装置
プレート式アセプティック滅菌装置
国内初「プレート式アセプティック※滅菌装置」完成
※アセプティック=“無菌”

1950年代、牛乳などの飲料製造は、それまでのバッチ式から連続 処理が求められるようになりました。当社は、加熱・冷却、殺菌器として優れた機能を持つプレート式 熱交換器に着目し、1956年に最初の機種となるPHX型を完成。その後、製品用途や処理量に合わせた機種展開を行うと共に、ユーザーである乳業メーカーの協力を得て、1972年に国内初となる「プレート式アセプティック滅菌装置」を完成しました。 これは、現在の乳業・飲料製造には欠かせない技術であり、また、この「無菌技術」によって、1979年には“医薬品製造設備”を完成させ“流体処理技術”の幅を大きく広げました。

1967年
THX型プレート式熱交換機完成
1968年
蒲田工場完成,自動化プラント対応の機器製作・組立工場とする
1969年
業務合理化のためコンピュータ(FACOM230-25型)を導入
1970年
事業の伸長、販売管理部門拡充のため本社ビルを完成
1972年
国内初プレート式アセプティック間接滅菌装置(AUHT)完成
1973年
VHX型プレート式熱交換機完成(小型・実験用)
UHX型プレート式熱交換機完成(大型)
K10型サーモシリンダー(かきとり式熱交換機)完成
1974年
生産能力増強のため本社工場全面改築完成
1975年
DHX型プレート式熱交換機完成
1976年
完全無菌タンク(アセプティックサージタンク)完成

邁進1977年〜1986年

プラントエンジニアリング企業を目指し
生産拠点を統合・増強

厚木工場(管理棟)完成(1984年)
厚木工場(管理棟)完成(1984年)
生産拠点を厚木に集約

当時は、本社第一工場(プレート・タンク・バルブ・ポンプの製 造)・蒲田工場(機械加工)・開発センター(試験・検査)など、工場機能が分散し、それぞれの生産能力も限界に達していました。そこで、効率的な作業環境を整備・改善して、自社製品の一貫した生産体制と量産体制を確立すべく「厚木工場(工場棟)」を1978年に建設しました。稼働してほどなく従業員も増え、1984年にはIBMシステムを導入した「管理棟」を建設。翌1985年には、CADシステムを導入し、生産部門の拠点として 現在に至っています。

厚木工場(工場棟)完成(1978年)
1977年
創業30周年(記念祝賀会開催)
中期経営計画策定
30周年記念史発行「30年の歩み」
1978年
厚木工場完成 生産部門の新拠点となる
1979年
医薬グループを設置,活動開始
1980年
輸液調製設備完成、医薬品分野への本格的第一歩
1982年
GHX型ボンドレスプレート完成
SC-1型CIP専用コントローラー完成
1983年
VB型サニタリオートバルブ完成
長期ビジョンと経営構想を策定
第一種圧力容器製造工場許可を取得
1984年
厚木工場 管理棟完成 IBMシステム38導入
SC-100型 総合計装制御システム完成
1985年
BHX型ボンドレスプレート完成
1986年
CHX型ボンドレスプレート完成
九州営業所開設(福岡市博多区博多駅東 東福第2ビル)

躍進1987年〜1996年

液体処理技術を中核とした
世界第一級のプラントメーカーを目指す

2015年開催の様子
2015年開催の様子
第一回『技術交流会』の開催(1992年)

1992年の第一回は「食品製造プラントの安全と衛生」と題し、メンテナンスに特化したテーマで開催しました。以降、全国各地の会場にお客様にお集まりいただき実施させていただき30年あまり。東日本大震災や、コロナ禍など“集まれない”時にもお客様単独の“訪問交流会”や“オンライン開催”など、形を変えながら開催しつづけています。

1992年開催の様子
1992年開催の様子
1987年
創業40周年
1988年
マシニングセンター設備の導入
1989年
LHX型プレート式熱交換機完成
大阪営業所 新社屋完成・移転(大阪市西区北堀江)
1990年
IBM AS-400コンピュータを導入,業務の合理化をはかる
CADのネットワーク化に着手
1991年
エキストラクタ(連続抽出装置)完成
1992年
定期的「技術交流会」の開始
1993年
台湾技術サービスセンター開設
九州営業所移転(福岡市博多区博多駅東 ヴィトリアビル)
1995年
東北営業所開設(仙台市宮城野区榴岡宮城野センタービル)
VN型ノンミックスバルブ完成
JHX型ボンドレスプレート完成
SC-X001型総合計装制御システム完成
CADネットワーク化(海外を含む全事業所)完成
KHX型ボンドレスプレート完成

変革1997年〜2006年

創業から半世紀
新たな事業展開と基盤の整備

創業50周年を迎え(1997年)社名字体の変更と 新ロゴマーク作成

創業50周年を迎えた節目に、社名の字体変更と新 ロゴマークを作成しました。 当初は社名自体を変更しようかとの検討から始ま りましたが、社内で何度も話し合った結果「字体 変更」するにとどまりました。

1997年
創業50周年
チャレンジ21製品群販売開始
1998年
創業50周年記念誌発行
1999年
ISO9001認証取得
シェル&チューブ式熱交換器完成
2000年
厚木第二工場竣工(神奈川県愛川町)
2002年
岩井机械(昆山)有限公司設立
2003年
北京代表事務所開設
サニタリバルブVCシリーズ完成
サニタリポンプPAシリーズ完成
2004年
「社是」「長期ビジョン」の改訂
2006年
バンコク連絡事務所開設
ダイアフラムバルブ(一体式)完成
岩井机械(昆山)有限公司 第二工場竣工

革新2007年〜2016年

グローバル展開を推進
顧客対応力世界No1のプラントメーカーを目指す

海外市場の開拓・拡大

当社の海外展開は1993年の台湾技術サービスセンターの開設に始まり、経済成⻑が堅調な有望市場である中国・東南アジア諸国へと販路を大きく拡大してきました。海外各地で当社製品をお使い頂いているお客様へ迅速に適切なアフターフォローを行うため、現在では、海外5社(6拠点)、国内2社(5拠点)のグループネットワークを構築し各地の風土、気候に対応したニーズに即応する体制を確立しています。

2007年
創業60周年
株式会社 岩井プラントサービス設立
北海道営業所開設
2008年
IWAI PLANT TECH VIETNAM CO.,LTD.設立
(岩井プラントテックベトナム有限責任会社)
2010年
岩井機械工業股份有限公司設立
2012年
バンコク駐在員事務所開設
2014年
スラバヤ駐在員事務所開設
岩井ファルマテック株式会社設立

現在2017年〜

2017年
創業70周年
新本社ビル竣工
IWAI PLANT TECH(THAILAND)CO., LTD.設立
(バンコク駐在員事務所閉鎖)
岩井機械工業70年史「革新への挑戦」発行
2020年
PT. IWAI DAICHINDO PLANT TECH INDONESIA 設立
北海道営業所閉鎖
2021年
大阪営業所 移転