- Interview 07
- 生産技術
未来の生産性、
高まる技術を追い求めて
- S.S
- 技術部
生産技術課
2015年入社
就職活動中、日常生活に欠かせない衣食住の「食」を支える食品プラント業界に興味を抱く。そんな中、国内での高いシェアだけでなく、タイやベトナムなど海外進出も行っていた岩井機械工業を知り、幅広いニーズへの対応力を身につけられると確信して、入社を志望した。
工程の改善は、
現状を深く知ることから
現在は、生産設備の保守管理と生産工程の改善に携わっています。岩井機械工業はプラントエンジニアリング業でありながら、自前の大型工場を保有しているのでこうした業務が重要なんです。まず、保守管理では設備の点検や修理を行っています。当社の生産設備は10年以上使用し続けるケースが多く、部品の損傷で、時には使用停止となることもあるんですね。そうした故障を防ぐため、設備メーカーへの定期的な点検依頼や、前兆のある箇所の随時修理を行うことで、生産停止ゼロを目指しています。また、生産工程の改善においては、生産時間やコストの削減を目的とした治工具の作図と製作を行っています。その中で最も重要なのは、生産工程の現状を知ること。配属された当初は、生産工程に関する知識が全くなかったため、治工具を製作しても想定していた効果が出ず、やり直すこともありました。しかしながら、何度も製造課の方々と打ち合わせを重ね工程を深く理解することで、いまではスムーズに治工具の製作に取りかかれています。
具体的な成果が、
次の治工具づくりの熱量へ
仕事で最もやりがいを感じる瞬間は、自分自身で作図と製作を行った治工具が、実際の現場で使用され、それにより生産工程が改善されたとわかった時です。やはり治工具の作図や製作をしている時は、それが実際に使用されるまで、本当に目標としていた効果が得られるのだろうか?といった不安がつきまとうんですね。ですから、製造課の方々から「作業が楽になったよ」といった言葉をもらえたり、生産時間が減少しているデータを確認することができると、生産を陰で支えられたことを実感でき、とても嬉しいんです。また、実際に使用した感想を聞くことで、「もっとこの部分を改善することができるのではないか?」といった新しい考えが浮かんできますから、ますます次の治工具づくりに対する熱が高まってくるんですよ。
効率的な生産のために、
さらなる自己成長を目指して
今後携わりたいと考えている業務は、これまで培ってきた生産工程の知識を生かした新製品の開発です。製品開発の際、要求されている機能を満たすことは最も重要です。しかし、それと同時に部品の加工や組み立てのしやすさについても考えていく必要があると感じています。現在私が担当している業務では、現状に対しての改善が多いのですが、新製品の開発段階から将来を見据えた改善のアイデアを盛り込むことで、いまよりもさらに生産性を高めていきたいと考えています。また、私がこのように「新商品の開発に携わりたい」と考えられるようになるまで成長できたのは、岩井機械工業が一人ひとりに対する育成に力を入れている会社だからです。「食品プラント業界について何もわからない」という方でも、充実した研修制度で基礎をしっかり固めることができますから、安心して入社してもらえればと思います。