Interview 03
開発

製品開発は、
すべての知識と経験の先にある

K.T
開発部 
開発課
1998年入社

学生時代は高専・大学・大学院の9年間、機械工学一筋で、就職活動では学んできたことを生かせる機器開発に携わりたいと考える。そんな中、大学で岩井機械工業の求人票を発見し、やりたいことができると感じたことと、地方出身で東京への憧れがあったことから、入社を志望した。

メリハリをしっかりとつけられる、
環境づくりを

入社して3ヶ月後に開発課に配属されて以降、実務経験を積み重ねることで担当分野である機器開発の知識を深めてきました。現在は、開発の最前線から一歩退き、課長として管理業務全般を任されています。具体的には、開発案件ごとの進捗管理や予算管理、社員の勤務状況の管理など、課全体の運営に関する業務です。こうした管理業務を通じて、若い技術者である部下や後輩たちに的確なアドバイスや指導を行い、導いていくことが今注力すべき仕事であると考えています。また、働く上での環境づくりも大切にしています。私自身が開発業務を任されていた頃の経験ですが、自分で仮説を立てながら検証を繰り返してもうまくいかなかった時、仕事が終わってからもあれこれ考えこんでしまうことが多かったんです。部下や後輩たちが同じように悩まないよう、仕事とプライベート、それぞれに集中できるような環境を私たちが率先してつくりたいと考えています。

どんな仕事も、
まずは自分の手を動かしてみる

開発業務を実際に行ってきた中で深く印象に残っているのは、入社したての頃にある開発工程を任せてもらい、それを最後まで完遂できた経験です。その時担当したのが、新型熱交換器開発における検証試験の一部で、機器に繰り返しの圧力変動を加え、それに対する耐久性を確認するといった内容でした。検証計画を作成し、その計画に基づいて検証装置の設計や手配、装置の製作、実施、そして最後の報告まで一通りを自分で行うことができた時、達成感があったとともに、成長を実感したことを覚えています。そんな私ですが、入社したての頃は「とにかくやってみて」といって上司に仕事を任されても、失敗ばかりしていました。しかし、その時はうまくいかなくても、自分で手を動かし、頭を使ったという経験がその後も開発業務を続ける上での自身の財産になっています。どんな状況であっても成長するためには、自分で実際にやってみることが重要であるということは、今も昔も変わらないと感じています。

それぞれの経験から、
技術も視野も広げていく

岩井機械工業に入社して20年以上が経ちますが、本当にさまざまな経験をしてきました。開発課では、熱交換器を中心とした単品機器の開発業務を行うことで技術を磨くことができましたし、お客様の工場で実際にどのように使われているか確認をすることで、お客様とのつながりを感じることもできました。また、経営企画グループに配属された際には、食品業界全体を広い目で見ることができ、それも自身の糧となっています。さらに、今は管理業務が中心ですが、開発を担当していた頃と比べると、他の機器や設備に関する幅広い情報に触れる機会が増えていますから、学ばなければならないことは尽きません。これからも、周りから取得できる情報と、実際に物に触れる経験、どちらも大切にしながら、時代の変化とともに歩めるような技術者として、製品開発に関わっていきたいと思います。皆さんもIWAIでの製品開発を通して社会を支える仕事を一緒にしてみませんか?