Interview 08
プラント

現場を束ねる、
ゆるぎないリーダーへ

Y.Y
プロジェクト統括部 
プラント1課
2015年入社

将来はスケールの大きなものづくりをしたいと考え、プラント系や重工業系の業界を中心に就職活動を行う。そんな中、岩井機械工業が乳飲料や食品の製造プラントを設計・施工していると知り、自分の好きな飲み物や食べ物の工場づくりに携われると感じたことから、入社を決めた。

工事をゴールまで導く、
司令塔を目指して

現在は、プラント1課に所属し、プラント施工現場の進捗管理と監督業務を行っています。まず、受注した案件に対して、工事前に各設計部門でつくられるフローシートや工場内機器のレイアウト、配管ルート、さらには熱交換器やタンク・バルブなどが組み合わさったユニットなど、各図面を隅々まで確認し、施工計画を立てます。それをもとに予算や工期、お客様の商品製造事情を考慮しながら工程表を作成し、現場となるお客様の工場に向かいます。工期は2、3日の短いものもあれば、2〜3ヶ月の大型改造工事、約半年にわたる新築工事などさまざまです。施工現場では、お客様の担当者との打ち合わせを行い、配管工事や電気計装工事などを担う協力会社の方々とコミュニケーションをとり、工事完了に向けて一つ一つ工程を前に進めていきます。工期内にトラブルなく完成させるため、各作業の進捗把握や全体のとりまとめが重要になると日々感じていますね。

海外の現場だからこそ、
密なコミュニケーションを

入社5年目にして、初めて海外のお客様の工場へ行った時のことです。日本国内の工場での作業員は年上でベテランの方が多い中、海外の工場での作業員は全員現地の方で、かつ自分よりも若い方ばかりだったんですね。そのような現場は初めてで、誰かを先導するといった経験もない私は、うまく仕事を進めることができませんでした。そんな時、同じ日本から来ていた先輩が一時帰国をすることに。帰国前に先輩から、「日本ではベテランの作業員が多いから何も言わなくてもやってくれるけれど、海外ではそうはいかない。自分がリーダーシップをとって、わかりやすく指示を出すことも仕事の一つだよ。」とアドバイスをもらったことを今でもはっきりと覚えています。その後はアドバイスに従い、とにかく必死になってコミュニケーションをとることで、なんとか一人でも工事を進めることができました。非常に大変ではありましたが、あの経験が人間として、一回りも二回りも成長させてくれたと実感しています。

地道な努力が、未来を切り拓く

これから目指していきたいのは、施工の責任者である現場監督です。まだまだ、小型、中型の工事案件を任されるようになってきたレベルですが、大型の改造工事や新設工事、さらには海外における工事を任せてもらえるような存在に早くなりたいと考えています。もちろん、そうした大きな仕事における現場監督はすぐになれるものではなく、5年、10年といった期間を経て、知識や経験を身につけていくうちになれるものですので、地道に努力を重ねていきたいと考えています。また、私たちの仕事は、お客様の多種多様なご要望に対して、オーダーメイドで施工をすることです。その過程では、自分の意思決定が設備の仕上がりに影響することも多々あるため、広い視野や判断力が欠かせません。しかし、その分与えられる権限も大きく、他では味わえない達成感もたくさんあるので、大きな案件を任される現場監督を目指しながら今後も難しい案件に挑戦し続けたいと思います。