Interview 02
技術センター

知識を糧に、
どんなことにも挑戦し続ける

M.N
技術センター
2015年入社

大学では理学部で化学を専攻。その知識が生かせる環境分析や食品分析などの分析分野を中心に就職活動を行っていたところ、岩井機械工業と出会う。食品の製造工程を見ることが好きだったことや、ここでなら学んできたことを存分に発揮できそうだという想いから、入社に至った。

プラント場設計のための、
緊張感漂う実験

現在は、プロジェクト本部の技術センターに所属し、依頼実験と物性測定を担当しています。具体的には、実際の工場の約100分の1のスケールでミニプラントを使用し、それを用いて設計データを取得しています。まず、製品の物性を測定し、その測定データをもとに熱や殺菌強度の計算を行います。その後、実機と同じように配管をつなぎ合わせてミニプラントを構築し、商品を実際に殺菌処理していく、といった流れです。また、私たちの扱うお客様の製品は一つひとつ異なりますから、依頼に合わせてその都度計画を立て、設備を組み替えています。こうした依頼実験は、開発途中の商品の製造テストであることが多いので、発売前の商品に携われるといった魅力があります。しかしその一方で、実験の結果がお客様の商品開発の今後を左右しかねないということもあり、非常に緊張感のある重要な業務なのです。

現場で生かせる、知識を求めて

実機と実験機データとの比較をするため、初めてお客様の工場を訪問し、製造テストを行った時のことです。社内でいつも使用している実験機の設備は、大きいものでも両手を広げたほどのサイズなのですが、現場で実際に見た実機は、その100倍ほどの大きさがあったんですね。その時は、「自分が携わっている仕事は、こんなに大きなものなんだ!」と嬉しい気持ちが湧き上がる一方で、その大きさに圧倒され、責任や不安を感じたことを覚えています。それでも先輩からのアドバイスや、座学研修で得た知識、さらには資格の勉強で学んだことをつなぎ合わせることで、なんとかイメージ通りに業務ができた時には、ほっとするとともに自信になりました。この経験が教えてくれたのは、勉強で学んだことや先輩方の経験を自分のものにできれば、お客様の工場での現場経験が少なくても担当業務を遂行できるということです。より一層知識習得に励みたいと思えた、いい機会だったと思います。

自分の経験は、いつか必ず武器となる

入社して5年が経ったいま、仕事における自分の強みや弱みが、なんとなくわかるようになってきました。岩井機械工業の仕事は、一つのことをやり続けるのではなく、お客様の多種多様なご要望にお応えしていく仕事です。その期待に応えるためには、多くの部署との連携が重要になってきますから、互いの業務を深く理解しながら、自分の視野や知識を広げていければと考えています。また、私たちは、日々このように社員全員で協力し合いながら、製造プラントという大きな設備をつくり続けています。そんな大きなモノ作りにおいては、一見関係のなさそうな分野であっても、必ずどこかでその経験や知識が武器になるはずです。岩井機械工業は、「得た知識の数だけ仕事で活躍できる」会社ですので、ぜひみなさんにも、色々なことに興味を持って、知識を広げていってもらえればと思います。