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Employee Training

⼊社1年⽬研修

一年目研修の流れ

MEMBER

開発部
開発課
2017年入社
M.E

学生時代は理工学研究科で化学を専攻し、バイオマスを用いたクリーンエネルギーの創出などの反応工学を研究。その経験を生かせるプラントの開発に興味をもち、岩井機械工業を志望した。現在は、プラントの動脈である配管の接続部に使うガスケットの新製品開発などを行う。

プロジェクト統括部
エンジニアリング1課
2018年入社
Y.N

船について学びたいという想いから、大学では海洋電子機械工学を専攻し、数ヶ月単位での乗船実習などを行う。学内説明会で岩井機械工業と出会い、船のエンジン内部とプラントの構造が似ていると感じて志望。現在は、設備を動かすための制御設計に携わる。

プロジェクト統括部
プラント1課
2019年入社
T.N

大学では食品生命学科に所属し、納豆菌や食中毒菌など菌の研究を行う。もともと機械が好きだったこともあり、食品と機械の交わる企業を探した結果、岩井機械工業に出会い入社を決めた。現在は、お客様先にてプラントの施工管理(現場監督)を行っている。

SESSION
01

入社前研修で
「社会人」の自覚をもち、
合宿研修で同期との仲を深める

M.E
岩井機械工業の1年目研修は入社前の課題からはじまっていたよね。最初に与えられた課題は、社会人マナーを学ぶコンプライアンスに関する冊子と・・・。
Y.N
あと安全教育の冊子とeラーニングもありましたよね。
M.E
そうだったね。その課題をもらった時、ここから「岩井機械工業の社員」として社会に出るんだと、改めて自覚したことを思い出したよ。
Y.N
入社前にそこまで考えていたんですね。T.Nくんはどうだった?
T.N
社会人としてのマナーやコンプライアンスについては、全く知らないことばかりで、正直その時は、「こんなに細かいことが大切なのかな?」と感じていた部分はありましたね。でも実際の現場に出た時に、そこで得た知識が役に立っていて、お客様や協力会社の方と円滑なコミュニケーションをとることができています。後になって、やっていて良かったと思いました。
Y.N
本当にそうだよね。入社して2〜3年経った今だからこそ、学んだことが身に染みてわかるというか。あと、社会人としてのマナーといえば、入社してすぐにホテルでの2泊3日の合宿研修もありましたよね。
M.E
そうだね、電話対応や名刺の渡し方といったマナーの実践を1日半と、一つの課題に対して、3〜4グループに分かれてディスカッションして模造紙に書き最後にみんなでプレゼンをする研修が1日半。
T.N
資料づくりは大変でしたけど、そこで同期を知ることができたので、よかったですね。同期を知るという意味では、ルームシェアもありました。
Y.N
そうそう、厚木工場での3ヶ月間はルームシェアをしていたよね。僕の代の入社は8人で、3人・3人・2人で3LDKのアパート3室に分かれていたけれど、それぞれに人間模様があったかな。僕は学生時代の乗船実習で、6畳に8人で生活するというプライバシーゼロの環境を経験していたから、一人一部屋あるだけでとてもありがたかったけれど。(笑)M.Eさんはどうでした?
M.E
僕はあのルームシェアのおかげで、同期への理解がより深まったというか。やはり共同生活だから色々なエピソードはあったけれど、終わってみると楽しかった。今はみんなそれぞれの部署で活躍をしているから、何か困ったことがあれば同期にすぐに相談できるという人間関係が構築できたことは、仕事を進める上でとても助かっているよね。

SESSION
02

自社製品の理解のための
製造工場実習と、
お客様との関係性の深さを知った
工場見学

M.E
ルームシェアをしながら受けていたのが、厚木工場での約2ヶ月間の製造実習だったね。プレート、シェル、バルブ、ポンプの4つの職場を、新入社員が何週かに分かれて順番に体験する研修だったかな。T.Nくんの年もそうだった?
(注釈:「プレート」:プレート式熱交換器、「シェル」:シェル&チューブ式熱交換器。共に流体食品の殺菌/滅菌/冷却に最も広く使用されている当社主力製品)
T.N
僕もその4箇所でしたね。ただ、現在は厚木第二工場のユニット組立職場もあるみたいですよ。
M.E
そうなんだ。でもその4つが一番基礎になっているよね。ステンレスの塊から部品がつくられていく様子や、どうやって製品が組み立てられているのか、中身を学ぶことができるし。シェルなんて外観は一本の大きな管にしか見えないけれど、溶接する前から見ていると、管の中にこんなにたくさんのチューブが入っているんだ、とか最初は驚いたかな。Y.Nくんはどう?
Y.N
この実習は、今とても役に立っていると感じますね。というのも、実際の現場に行くと、お客様から「この中身はどうなっているの?」とか「外から見た時、このバルブは今どちら側が開いてるの?」などと聞かれることがあるんですね。そうした時に、しっかりとお答えすることができるのは、実習中に自分自身で組み立てをした経験があるからだと思います。
T.N
僕は、この製造実習が一番楽しかったですね。教えてくださった製造グループの方々がとても気さくに話しかけてくれたのが大きかったのかもしれません。毎年やっているということもあり、歓迎ムードで実習させてもらえたのは、ありがたかったです。最後には送別会もしてもらいましたしね。
M.E
そうだね、入社前から思っていた通りのフレンドリーさを再認識できた2ヶ月だったよね。そして、この研修が終わるとお客様先工場見学に行ったけれど、二人とも、何か印象に残っていることはある?
Y.N
乳業のお客様の工場では、これまで写真で見ていた機械設備を目の前で見られたことにまず感動しましたね。食品・飲料業界という特性上、機械がピカピカだったことも印象的で。これから、この設備を自分たちでつくっていくんだと実感できるいい機会だったと思います。
T.N
僕は、飲料工場の方で「岩井さんだから工場の中に入れるんだよ」というお客様との関係性に驚かされました。お客様の社長ご自身が他社の新入社員を直々に指導して下さる機会なんて、そうそうないと思いますので。そうした想いに応えるためにも、頑張らないといけないな、と改めて身が引き締まりました。

SESSION
03

知識を定着させる
エンジ・プラント研修と
振り返って感じた会社への想い

M.E
最後の実践編として、エンジ・プラント研修を行ったね。
Y.N
7月からはエンジニアリングとプラントをそれぞれ4.5ヶ月ずつお客様の工場現場で行う研修ですね。僕の初めてのプラント研修の現場は、M.Eさんのいた富山県でした。
M.E
確か一番忙しい時期に来てもらって、フラッシングの作業をやってもらったかな。フラッシングとは、機器同士の配管をつないだあと、最終的にはお客様の商品が流れるラインの中に、鉄粉や異物が残存していないかどうか水を流して確かめる作業のことで、流した先に布を仕掛けておいて、お客様にもゴミがないことを一緒に見てもらう。この作業を体験して、どのバルブを開けたらどう水が流れてどのタンクに入るのか、といった仕組みの勉強にもなったよ。
Y.N
本当におっしゃる通りで、中の構造を深く理解することができました。僕はこのフラッシングを日本各地で行ってきましたよ。T.Nくんのプラント研修はどんなことをしたの?
T.N
僕のプラント研修は、フラッシングといった流す工程は体験できなくて、機器の搬入と施工を行ってきました。でも、最初は殺風景な建屋内に、熱交換機やタンクなど大きな機器が次々と搬入、据え付けられていき、工場ができあがっていくのは圧巻でした。施工は一番時間がかかる部分でもありますし。それが終わるとエンジ研修でしたね。
M.E
エンジ研修は、実際につくったプラントを動かす研修だったよね。チャートという説明書のようなものがあって、例えば、このスイッチを押すと、この部分が動くと書いてあれば、その通りに動くかどうかを確認する。それがデバッグという作業で、その後に機器単体の操作ができるかのIOチェックを行って、最後に試運転をする。
Y.N
プログラム通りに動くかどうかを確認する研修でしたけど、目に見えないから難しいですし、お客様への引渡し前の最後のチェック作業なので、緊張感がありましたね。
T.N
確かに緊張感はありましたが、プラント研修で組み立てたものを、実際に製品として動かすことができるという楽しさを味わうことができました。
M.E
これまで入社前研修から振り返ってきたけど、一年間の研修があって本当によかったと常々感じるよね。二人ともどうだった?
T.N
そうですね。一年間の研修があったからこそ、どの部署に配属されてもなんとなくの流れはわかるので、安心して仕事に取り組むことができています。また、研修ではたくさんの先輩方とも交流することができるので、会社のヒトを知ることができてよかったです。あとは、研修では現場に出張する機会が多いので、さまざまな場所で美味しいものを食べたり、観光したりと、仕事以外でも楽しむことができ、毎日が充実していました。
Y.N
T.Nくんの言っているように、一年間の新人研修期間中、出張は多かったと思います。僕の場合は、学生時代から乗船実習で家を空けることも多かったので、そこに不安はほとんどなかったのですが。それでも、一年の終わりに人事担当との面談で希望を伝える機会があったことで安心できましたね。興味のある仕事は人それぞれだし、どうしても出張が苦手という人もいると思うので。そういった面からも、柔軟な対応をしてくれる会社だなと感じています。
M.E
二人ともありがとう。Y.Nくんの言う通り、自分の意見を会社に伝える場もあって、個人の意見にも耳を傾けてくれる会社だよね。そういった意味でも、一年目研修は、自分のやりたいことや、選択肢を増やす機会なのかなと考えているよ。また、岩井機械工業は、やりたいことがあれば、その想いを後押ししてくれる会社だと思うので、当社を志望する方には、ぜひ自分の意志や想いをしっかりと面接官に伝えてほしいなと思います。将来、一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。